資格の内容


臨床心理士とは、臨床心理学の知識や技術を用いて心理的な問題を取り扱う心の専門家のことで、来談する人の特徴に応じて、さまざまな臨床心理学的技法(遊戯療法、箱庭療法、芸術療法、夢分析、家族療法、精神分析、行動療法、動作法等々)を用いて、心の問題改善に向けて援助を行います。
心の問題は、単に個人のみに限るものではなく、学校や職場や地域社会の人々に働きかけて有機的な援助を適切に行うことが大切です。個人のプライバシーを十二分に守りながら、心の環境調整を専門的に行う活動ともいえるものです。
また、一般的な生活環境の健全な発展のために、心理的情報の提供や提言する活動も行います。心の問題が増加している現代で、臨床心理士の活躍する場は増えていくでしょう。臨床心理士は、心の奥底に深く関わる職業なので、資格取得後も5年ごとの資格更新審査と研修や研究が義務づけられています。
病院の精神科や心療内科、児童相談所、学校のカウンセラー、矯正機関など。取得者は高度な知識と技術を持つエキスパートとして、高く評価されているので、就・転職にはとても有効な資格といえるでしょう。

受験資格

・大学の研究科に於いて心理学を選考する博士前記過程又は、修士課程を修了後、1年以上の心理臨床経験を有する者。
・大学院の研究科に於いて心理学隣接諸学科を選考する博士前記過程又は、修士課 程を修了後、2年以上の心理臨床経験を有する者。
・諸外国で1.2.いずれかと同等以上の教育歴及び2年以上の心理臨床の経験者。
・医師免許取得後、2年以上の心理臨床経験を有する者。
・4年制大学学部に於いて心理学又は心理学隣接諸学科を専攻し、卒業後5年以上の 心理臨床経験を有する者。など

資格の受験日

1次試験(筆記試験)・・・10月中旬頃
2次試験(口述面接試験)・・・11月中旬頃

試験会場

東京

申込期間

7月中旬~9月初旬

資格の受験費用

30,000円

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