証券投資には高度な専門的知識や、分析技術が不可欠の中、近年においては、
金融の自由化、国際化の高まりによって、その重要性は一段と強まってきた。

証券投資に必要な情報を収集、分析し具体的な投資戦略を提供する金融のスペシャリストが
証券アナリストである。

証券会社などでは証券アナリストの出したデータをもとに、株価や店頭銘柄の値動きの
予想を立てて、証券売買を行っているわけである。
現在、金融国際化時代にあり、証券アナリストの社会的ニーズが高まってきている。
かつては、証券会社系の社員が取得する例が多かったが、最近では、銀行マン、商社マンなど
多方面の注目を集めている。

証券アナリストになるためには、日本証券アナリスト協会の通信教育講座を受講する必要がある。
この講座は、初級・上級のコースに分かれている。
上級コースの試験に合格し、3年以上の証券分析に関する実務経験を有するものは、
協会検定委員として入会する資格を与えられる。

受験資格

次のいずれかに該当するもの
①日本アナリスト協会の法人会員もしくは賛助会員の役職員。
②大学(短大を含む)を卒業したもの
③大学に2年以上在学し44単位以上を取得したもの。
④外国において②または③と同等以上の能力があると認められたもの。

試験内容

1次試験と2次試験あり。

試験日

年1回

試験場

1次・・・東京、大阪、名古屋、札幌、仙台、金沢、広島、福岡、ロンドン、ニューヨーク、香港。
2次・・・東京、大阪、名古屋、ロンドン、ニューヨーク、香港。

受講・受講手数料

受講料・・・<1次>54,000円(3科目)、<2次>51,000円(4科目)
受験料・・・<1次>3,000~6,000(受験内容による) <2次>8,000円