資格の内容
下水道法及び下水道法施行令により、下水道の設計、工事の監督管理および維持管理する事業を実施するには、有資格者を確保する必要があります。下水道技術検定は、日本下水道事業団が実施する、下水道の設計や工事に関する技術を有する者を認定する資格です。下水道技術検定には、下水道の計画設計を行うために必要とされる技術を認定する「第1種技術検定」、下水道の実施設計及び工事の監督管理を行うために必要とされる技術を認定する「第2種技術検定」、下水道の維持管理を行うために必要とされる技術を認定する「第3種技術検定」という技術の内容に応じた3つの区分が設けられています。
受験資格
制限なし。
試験内容
次の内容についての学科試験が行なわれます。
【第1種技術検定】
①下水道計画(下水道の配置、構造及び能力に関する計画を策定するために必要な知識を有すること。)
②下水道設計(下水道並びに下水道に設けられる機械設備及び電気設備の機能及び構造に関する一般的な知識を有すること。下水道の強度計算及び構造計算に必要な知識を有すること。下水道工事の施工法に関する一般的な知識を有すること。下水道の設計図書に関する一般的な知識を有すること。)
③施工管理法(下水道工事の施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する一般的な知識を有すること。)
④下水処理(下水、汚泥等の処理に関する一般的な知識を有すること。)
⑤法規(下水道関連法規に関する一般的な知識を有すること。)
【第2種技術検定】
①下水道設計(下水道並びに下水道に設けられる機械設備及び電気設備の機能及び構造に関する一般的な知識を有すること。下水道の強度計算及び構造計算に必要な知識を有すること。下水道工事の施工法に関する一般的な知識を有すること。 下水道の設計図書に関する一般的な知識を有すること。)
②施工管理法(下水道工事の施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する一般的な知識を有すること。)
③下水処理(下水、汚泥等の処理に関する概略の知識を有すること。)
④法規(下水道関連法規に関する一般的な知識を有すること。)
【第3種技術検定】
①下水処理(下水、汚泥等の処理に必要な知識を有すること。)
②工場排水(工場及び事業場からの排水並びに排水が下水道に与える影響に関する一般的な知識を有すること。除害施設の機能及び構造に関する一般的な知識を有すること。)
③運転管理(処理施設及びポンプ施設の運転その他の管理に必要な知識を有すること。)
④安全管理(処理施設及びポンプ施設の安全管理に関する一般的な知識を有すること。)
⑤法規(下水道関連法規に関する一般的な知識を有すること。)
資格の受験日
年1回(11月第2日曜日)
※地方共同法人日本下水道事業団のWebサイトにてご確認ください。
試験会場
全国の主要11都市(札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、那覇)
※地方共同法人日本下水道事業団のWebサイトにてご確認ください。
申込期間
7月上旬~下旬
※地方共同法人日本下水道事業団のWebサイトにてご確認ください。
資格の受験費用
7,000円