資格の内容

飼料製造管理者畜産物の飼料に、有害な添加物などが混入すると、
それによって生産される畜産物も有害なものとなるおそれがある。
これを防止するために、飼料や飼料添加物の製造あるいは保存など
について管理し、また指導を行う資格をもつ者が飼料製造管理者である。

受験資格

高等学校を卒業した場合は3年以上、その他の場合は6年以上の実務経験者。
ただし、次の者は申請のみで資格が取得できる。
①獣医師または薬剤師
②大学、高等専門学校において薬学、獣医学、畜産学、水産学または農芸化学
の課程を修めて卒業した者

試験内容

①飼料概論:飼料学総論、飼料原料各論
②飼料添加物概論:飼料添加物、合成抗菌剤、抗生物質製剤
③飼料および飼料添加物の安全対策:遺伝子組換え体飼料、病原微生物
④飼料の安全性の確保および品質の改善に関する法令
⑤関係法規:家畜衛生に関する法令、食品衛生に関する法令
⑥飼料および飼料添加物の製造管理:工場における製造管理、BSE対策
⑦家畜栄養学
⑧家畜衛生学
⑨飼料および飼料添加物の分析、鑑定および実習
※「飼料添加物」とは飼料の品質低下の防止その他を目的として、飼料に添加、
混和、浸潤などの方法によって用いられるもので、農林水産大臣が指定

資格の受験日

6日間(試験日を含む)原則として隔年開催。

資格の受験費用

開催年によって異なる。