資格の内容

石油学会溶接士技量検定とは、石油関連の工業装置などに関する知識などを
有するかどうかを試すための資格試験で、民間資格とされています。
資格認証を受けた者は、石油関係の一般構造物、圧力容器、貯槽、配管などの
溶接に携わることができるうえ、ガス事業にかかわる溶接を行うこともできる。
試験材によって次の7種に分かれている。
各種が、〔1級〕現場溶接、〔2級〕工場溶接に区分される。ただし、C種、
H種は〔1級〕現場溶接のみである。
【A種】炭素鋼(板):19mm以下
【B種】炭素鋼(板):すべての厚さの板
【C種】炭素鋼:厚さ22mm以下の管および板
【E種】高張力鋼(板):すべての厚さの板
【F種】2.25Cr-1Mo鋼:厚さ22mm以下の管および板
【G種】オーステナイト系ステンレス鋼(板):19mm以下

受験資格

各種の級ごとに日本溶接協会が認証したJISにもとづく技術資格をもつ者。

試験内容

【A~C種】溶接技能者評価試験合格者を書類審査により認定する。
【E種】実技試験
〔1級〕溶接姿勢/下向き、立向き、横向き、上向き
〔2級〕溶接姿勢/下向き、立向き、横向き
以下の姿勢で、試験片の側曲げ試験、破面試験を行う。
【F種】実技試験
水平固定管、鉛直固定管を溶接し、表曲げ試験、裏曲げ試験によって試験する。
【G・H種】
ステンレス鋼溶接技術検定合格者を書類審査により認定する。

資格の受験日

地区ごとに毎月実施される。

試験会場

北海道、東北、東部、中部、北陸、関西、中国、四国、九州