資格の内容

船橋当直3級海技士(航海)とは、船舶のブリッジにおいて、船舶の運航の
安全を確保するスペシャリストになるための国家試験です。
船橋とは、船舶の甲板上の高い位置にある通常ブリッジと呼ばれる場所をいう。
24時間態勢をしいて、その場所から気象状況や視界あるいは周囲の状況、障害
物の有無などを監視し、安全運航を確保するのが職務。

受験資格

船舶の航行する区域および船舶の大きさの区分ごとに、それぞれの乗船履歴が
定められている。詳しくは船舶職員法施行規則を参照。

試験内容

〔学科・筆記〕
①航海に関する科目:航海計器、航路標識、潮汐および海流、地文航法、天文航法、電波航法。
②運用に関する科目:船舶の構造・設備および復原性、当直気象および海象、操船、貨物の取扱いおよび積付け、非常措置。
③法規に関する科目:海上衝突予防法、海上交通安全法、港則法、船員法、海洋汚染および海上災害の防止に関する法律 ほか。
〔学科・口述〕
筆記合格者に実施
〔身体検査〕
①視力 ②弁色力 ③聴力 ④眼疾患の有無

資格の受験日

定期試験:4月、7月、10月、2月
臨時試験:試験地の各地方運輸局が公示

申込期間

定期試験:試験開始日の35日前~15日前
2月試験は40日前~15日前まで
臨時試験:試験地の各地方運輸局が公示

資格の受験費用

〔学科・筆記〕5,400円
〔学科・口述〕5,500円  
〔身体検査〕870円