資格の内容

非破壊試験技術者資格試験とは、非破壊検査の技術などに関する知識などを有するかどうかを試すための民間資格の資格試験です。
放射線や超音波などを使用し製品を傷つけることなく検査し、製品の安全性や品質を調査する技術者を認定します。
非破壊検査会社で素材と構造部を破壊しないで欠陥や疲労度を調査する専門家のニーズは高く、就・転職にも有利です。また、発電所、各種プラント、橋梁、道路、ビル、鉄道といった構造物に内在する欠陥、劣化の状況の調査を行います。
金属・構造物などの探傷検査を行う際に、必要不可欠な技術である非破壊試験技術の技量認定は、資格の種別・レベルは20種類以上に細分化され、社会の安全確保に大きく貢献し、認定を受けた有資格者は、構造物検査会社・品質保証関連会社での業務をメインに活躍しています。

受験資格

・レベル3(レベル3が上位級)
NDT方法別にレベル3、2、1に分かれています。
放射線透過試験、超音波探傷試験、磁粉探傷試験、浸透探傷試験、過流探傷試験、ひずみ測定。
限定NDT方法として、以下の方法があります。
超音波厚さ検査、極間法磁粉探傷検査、通電法磁粉探傷検査、コイル法磁粉探傷検査、溶剤除去性浸透探傷検査、水洗性探傷検査
過去5年間において以下のいずれかの条件を満たしている者。
1.NDT 関連書籍による個人的学習を行った者
2.NDT 関連の研究・論文発表者
3.NDT 関連の書籍解説等の執筆者
4.NDT 関連の学術講演会又はセミナーへの出席者又は発表者
5.NDT 関連の訓練コース
・レベル2・1
受験するNDT方法・レベルごと過去5年以内に、下記の訓練時間を終えている者。
1.放射線透過試験、超音波探傷試験、過流探傷試験、・・・レベル1(40時間)
2.磁粉探傷試験、浸透探傷試験、ひずみ測定・・・レベル1(40時間)
3.放射線透過試験、超音波探傷試験・・・レベル2(80時間)
4.磁粉探傷試験、浸透探傷試験、ひずみ測定・・・レベル2(24時間)
5.過流探傷試験・・・レベル2(40時間)など
※その他、細かく規定されていますので、詳しくはHPをご覧下さい。

資格の受験日

1次:春期:3月下旬、秋期:9月下旬
2次:春期:5月上旬~6月下旬、秋期:11月下旬~12月下旬

試験会場

1次・・・・札幌、千葉、東京、神奈川、新潟、名古屋、大阪、広島、福岡、長崎
2次・・・・千歳、東京、大阪、名古屋、広島、福岡
 ※年度、時期、種別、部門によりに異なる場合があり。

申込期間

春期:2月頃
秋期:8月頃(1次試験日程の約2カ月前)

資格の受験費用

各種1技術部門ごとに13,395円