資格の内容
危険物施設の定期的な点検は、法令で義務づけられており、地下タンク
および地下配管についての具体的な点検方法は、告示で定められている。
危険物施設の定期点検要領、法令で定める高度でかつ専門的な知識と技能
が、講習と修了考査で修得できる。
受験資格
特になし。
試験内容
①危険物法令(危険物規制の体系、定期点検制度)
②危険物の概要(危険物の性質、火災予防および消火方法)
③危険物施設の概要(地下貯蔵タンクの位置・構造・設備の基準、事故事例)
④基礎物理学(気体液体の一般法則、圧力に関する知識)
⑤点検実施要領(点検の原理、点検要領、点検器具、判定、安全管理)
⑥実習(器具を用いた点検実習、データ解析・報告書の作成)
⑦修了考査
※甲種危険物取扱者または乙種第4類危険物取扱者免状の交付を受けている者が
受講を希望する場合、講習科目の①、②は免除されるが、修了考査は受けなけれ
ばならない。また、修了考査で不合格となった場合、1年以内に1回限り、修了
考査を受け直すことができる。
※(財)全国危険物安全協会では、危険物を移送するタンクローリーの点検技術
者である「移動貯蔵タンク定期点検技術者」講習も実施している。
資格の受験日
2日間(1日目:座学 2日目:実習、修了考査)
申込期間
開講地によって異なるが、定員60名になり次第締め切る。
(30名に達しない場合、中止になる場合もある)
資格の受験費用
29,400円(テキスト代、実習費、税込)