資格の内容

平成18年12月20日に公布された建築士法の改定により、構造・設備設計一級建築士が
創設されました。法施行は、平成20年11月末に予定されていますが、建築確認申請時
における構造・設備設計一級建築士による法適合の義務化は平成21年5月末に予定さ
れています。義務化がスタートすると一定規模以上の建築物において、構造・設備設
計一級建築士による法適合がされていないものは、確認申請が受理されなくなり、
当然工事着工ができなくなります。

受験資格

現在「一級建築士」として登録されている方で、次の(1)又は(2)の業務経験を有す
る方。
(1) 「一級建築士」として、設備設計に関する5 年以上の業務経験を有する方。
(2) (1)のほか、次の①から③の業務を含め、5 年以上の業務経験を有する方。
①法律上の業務経験は「設備設計」となっていますが、建築設備に関する工事監理を
行っている場合も業務経験として認めます。
②設備設計の補助業務については、業務経験として認めます。
③「建築設備士」として、建築設備に関する業務(建築士に意見を述べる業務等)を
行っている場合は、一級建築士となる前に行った当該業務も業務経験と認めます。
(施工管理等は業務経験に含まれません。)

試験内容

〔設備関係規定に関する科目〕
設備関係規定上不適切な部分を有する設計図書を提示し不適切な箇所及びその理由を
指摘する問題や設備設計の基礎的な知識及び理解力を問うための記述式の問題等によ
り、設備設計一級建築士が関与すべき建築物の法適合確認を適切に行う能力を問う。
(空調・換気設備、給排水衛生設備、電気設備等の主な建築設備に関し、万遍なく
出題する。)
〔建築設備に関する科目〕
計画条件を与えた上で、基礎的な計算や機器の容量計算を行うほか、機器類の構成、
配管系統を示す系統図を作成する問題や建築設備の計画、その特性等に関する理解力
を問うための記述式又は多肢選択式の問題等により、設備設計一級建築士が関与すべ
き建築物の設計を適切に行う能力を問う。
(空調・換気設備、給排水衛生設備、電気設備等の主な建築設備に関し、万遍なく
出題する。)

資格の受験費用

受講申込関係書類:1セット \1,050 円(うち消費税額\50円)
(1) 申込区分Ⅰ 63,000 円(うち消費税額3,000 円)
(2) 申込区分Ⅱ 42,000 円(うち消費税額2,000 円)
(3) 申込区分Ⅲ 52,500 円(うち消費税額2,500 円)
(4) 申込区分Ⅳ 42,000 円(うち消費税額2,000 円)