資格の内容

内部統制評価指導士(CCSA)とは、CSA(コントロールの自己評価)に関する知識
と実施スキルの修得と能力を証明する米国資格です。

受験資格

※CIA試験を受験するためには、以下、教育要件のいずれかを満たすか、
推薦が必要です。
□教育要件(受験申込時に最終学歴の卒業証明書を提出)
1.四年制大学の卒業生の方
2.高校卒業後、大学または専門学校で2年以上履修し、かつ勤続年数が3年以上
の方
3.QIA(内部監査士)・QISIA(情報システム監査専門内部監査士)・金融内部監査士・
CIA(公認内部監査人)・CFSA(公認金融監査人)・CGAPのいずれかの資格をお持ち
の方
□推薦(受験申込時、または全4Part合格後に推薦状を提出)
1.高い倫理観と専門職としての適格性を持ち、CIA、CCSA(内部統制評価指導士)、
CFSA(公認金融監査人)などの認定資格の保持者または上司等による「推薦状」
を受けた方。

試験内容

●ドメイン1 CSAの基本
①倫理綱要、②コントロールのオーナーシップおよびアカウンタビリティ、
③業務の専門性に対する信頼、
④リスクおよびコントロール評価の伝統的なテクニックとの比較、
⑤コントロールの認識および教育、⑥協力、参加およびパートナーシップ
●ドメイン2 CSAの基本
①CSAアプローチの選択肢、②サポートするテクニックの選択肢、
③CSAプロセス導入の費用対効果分析、④組織理論および行動、
⑤戦略および業務計画プロセス、
⑥変革マネジメントおよびビジネスプロセスリエンジニアリング、
⑦導入を成功させるプレゼンテーションのテクニック、
⑧組織のリスクおよびコントロール・プロセス、
⑨対象部門へフィードバックするしくみ(インタビュー、サーベイ調査など)、
⑩戦略的CSAの方法論およびテクニック(資源配分を含む)
●ドメイン3 CSAの基本
①経営者の優先順位および関心事、②プロジェクトおよびロジスティックマネ
ジメント、
③レビュー対象分野のビジネス目的、プロセス、チャレンジおよび脅威、
④資源の識別および配分、⑤レビュー対象分野の組織文化、
⑥質問構築のテクニック、⑦CSAプロセスをサポートする技術、
⑧ファシリテーション・テクニックおよびツール、⑨グループ力学、
⑩不正に対する認識、
⑪評価・分析のツールおよびテクニック(トレンド分析、データ統合、シナリオ
分析)、
⑫提言とアクションプランの策定(実務的、実現可能、高い費用効率)、
⑬証拠の特質(十分性、関連性、妥当性)、
⑭報告のテクニック・考慮事項(様式、被報告者、重要な問題、情報へのアクセス)、
⑮モチベーションをあげるテクニック(提言に対するサポートおよびコミットメント
の醸成)、⑯監視、追跡およびフォローアップに関するテクニック、
⑰法令、規制および倫理考慮事項の認識、⑱CSAプログラムの有効性の測定
●ドメイン4 CSAの基本
①戦略および業務計画プロセス、
②目的設定、組織の使命および価値への整合性を含む、③業績測定、④業績管理、
⑤データ収集および確認のテクニック(ベンチマーキング、監査実施、合意テスト
など)
●ドメイン5 CSAの基本
①リスクに関する理論、
②リスクモデル/フレームワーク(COSOのエンタープライズ・リスク・マネジ
メント/統合的枠組を含む)、
③共通のビジネスプロセスで固有なリスクの理解、
④リスクの識別および評価テクニックの適用、
⑤リスクマネジメントテクニック、費用対効果分析、
⑥エンタープライズ・リスク・マネジメントにおけるCSAの利用
●ドメイン6 CSAの基本
①コーポレートガバナンス、コントロールに関する理論およびモデル、
②内部統制システムの全般的有効性について判断・報告する方法、
③インフォーマルとフォーマルコントロールとの関係、
④フォーマルコントロールを評価するテクニック(手作業における電子化における)
⑤インフォーマルコントロール、コントロール環境を評価するテクニック、
⑥コントロールに関する文書作成のテクニック、⑦コントロールの設計と適用、
⑧組織のコントロール実績を判断する手法(レビュー、監査、その他の評価など)

試験会場

全国のピアソンVUEの公認試験会場

資格の受験費用

新規・・・・51,450円(CBT)
再受験・・・45,150円(CBT)