資格の内容
技術士とは、科学技術の高度な専門応用能力を必要とする事項について、計画・研究・設計・分析・試験・評価,またはこれらに関する指導業務を行なうことのできる技術コンサルタント資格です。技術士は、文部科学省が毎年実施する「技術士法」に基づいて行われる国家試験(「技術士第二次試験」)に合格し、登録した者に与えられる称号です。技術士の資格を取得することで、科学技術に関する高度な応用能力を備えていることが認められます。なお、技術士第二次試験には、21の技術部門があり、文部科学省の指定試験機関である社団法人日本技術士会が実施しています。
受験資格
次のいずれか1つの条件を満たす必要があります。
①技術士補となる資格を有し、専門の科学技術に関する計画・研究・設計・分析・試験または評価などの業務経験が7年以上(総合技術監理部門は10年以上)ある者
②技術士補として技術士を補助した経験が4年以上(総合技術監理部門は7年以上)ある者
③修習技術者として、優れた監督者の指導の下での実務経験が4年以上(総合技術監理部門は7年以上)ある者
試験内容
技術士第二次試験は、筆記および口頭にて行なわれます。なお、口頭試験については、筆記試験の合格者に対してのみ行なわれます。
【筆記試験】
●機械部門から原子力・放射線部門までの20技術部門
① 選択科目Ⅰ:「選択科目」に関する専門知識と応用能力
② 必須科目Ⅱ:「技術部門」全般にわたる論理的考察力と課題解決能力
●総合技術監理部門
① 選択科目Ⅰ:「選択科目」に関する専門知識と応用能力、「技術部門」全般にわたる論理的考察力と課題解決能力
② 必須科目Ⅱ:「総合技術監理部門」に関する課題解決能力および応用能力(安全管理、社会環境との調和、経済性(品質、コスト及び生産性)、情報管理、人的資源管理)
【口頭試験】
技術的体験、経歴、専門知識の幅及び深さ、応用能力、総合技術監理能力などについて試問されます。
※詳細については、社団法人日本技術士会のWebサイトをご確認ください。
資格の受験日
技術士第二次試験の受験日は、年1回(筆記試験:8月上旬、口頭試験:12月以降)
※社団法人日本技術士会のWebサイトをご確認ください。
試験会場
【筆記試験】北海道、宮城、東京、神奈川、新潟、石川、愛知、大阪、広島、香川、福岡、沖縄
【口頭試験】東京
※社団法人日本技術士会のWebサイトをご確認ください。
申込期間
インターネットによる受付:4月上旬~4月中旬
郵送・窓口による受付:4月下旬~5月上旬
※社団法人日本技術士会のWebサイトをご確認ください。
資格の受験費用
14,000円(技術士第二次試験の受験費用)