資格の内容
建築物の設計図書等に基づき、建築数量積算基準等を中心とした適正な積算技術により、数量調書を作成したり、最終的な建築工事費の算出などを行なったりすることができる専門家を認定する資格です。
以前は、「建築積算資格者」という名称でしたが、2009年4月1日以降、「建築積算士」という名称に変更されました。試験は、一次試験(学科)と二次試験(実技)で構成されており、二次試験は、一次試験に合格した者、及び一次試験を免除された者のみが受験を認められます。なお、二次試験に合格することで、社団法人 日本建築積算協会より「建築積算士」の称号が与えられます。
受験資格
【一次試験(学科)】試験を受ける年の10月1日現在、満20歳以上
【二次試験(実技)】一次試験に合格した者、及び一次試験を免除された者
試験内容
【学科試験】
学科試験は、次の範囲について多肢択一式で出題されます。
①基礎知識(建築積算の基礎となる建築一般の知識。)
②建築数量積算の理解度(建築数量積算基準の目的や原則。基準に基づいて建築工事費を算出するための建築数量の計測・計算。数量調書を作成する知識及び技術。 )
③工事費に関する知識(建築数量積算基準及び建築工事内訳書標準書式等に基づき工事費を算定する知識及び技術。)
【実技試験】
一次試験で問われた知識及び技術を活用し、実施図書等によって建築工事費の積算を行なうための実務処理。
資格の受験日
【学科試験】年1回(10月下旬)
【実技試験】年1回(翌年1月下旬)
試験会場
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、鹿児島、沖縄(全国9都市9会場) ※試験会場の詳細については、社団法人 日本建築積算協会にお問い合わせください。
申込期間
8月上旬~9月上旬。
※詳細については、社団法人 日本建築積算協会にお問い合わせください。
資格の受験費用
26,250円