資格の内容
CADを利用した図面作成(トレース)業務に必要な技能を評価する厚生労働省認定の公的資格です。試験は、各都道府県職業能力開発協会により実施されています。
CADトレース技能審査には、機械部門と建築部門の2部門があり、それぞれの部門で上級、中級、初級が評価されます。合格すると、上級CADトレース技士、中級CADトレース技士、初級CADトレース技士の称号が与えられ、その能力が証明されます。
公的資格におけるCADの資格としてはレベルが高く、CADの技能を証明する資格として人気があります。
受験資格
【上級】
①CADトレースに関する実務経験1年以上
②中級合格後、CADトレースに関する実務経験3ヶ月以上
【中級】
①CADトレースに関する実務経験6ヶ月以上
②中央協会会長が指定する3ヶ月以上の関連する教育訓練課程を修了した者、または修了見込みの者
③初級合格後、CADトレースに関する実務経験3ヶ月以上
④職業能力開発促進法の規定に基づくCADトレースに関する職業訓練を修了した者、または修了見込みの者で、初級に合格している者
⑤学校教育法による大学・短期大学・高等専門学校・高等学校・中等教育学校の後期課程・専修学校・各種学校などにおいて、CADトレースに関する学科を修了して卒業した者、またはCADトレースに関する学科を修了見込みの者で、初級に合格している者
【初級】 CAD業務に従事している者、または見込みの者
試験内容
機械部門と建築部門の2部門があり、設計・製図を行う初級・中級・上級の能力を評価します。試験では、各級ともCADに関する知識を問う「学科試験』」と実際に図面のトレースを行う「実技試験」が行なわれます。
資格の受験日
年2回(【前期】2月、【後期】9月)
①実技試験及び学科試験は同一日に実施します。
②上級については、機械部門・建築部門とも前期のみの実施となります。
③一般受験者を対象として、実技試験で使用するCADシステムの動作環境等を確認するための事前練習日(試験実施日の概ね1~2週間前の1日)が設定されています。
試験会場
詳細につきましては、各都道府県職業能力開発協会にお問い合わせ下さい。
申込期間
【前期】6月~7月【後期】11月~12月
資格の受験費用
【上級】15,000円
【中級】13,000円
【初級】10,000円