資格の内容

パン生地の材料の配合、仕込み、発酵から仕上げ、製品検査まで、パンの製造技能について、厚生労働省が検定・公証する国家資格がパン製造技能士。パンの生地は「生きもの」。パン作りは苦労も多いですがおもしろさも格別です。
パン屋さんには様々な種類のパンが並びますが、パンの職人にも熟練スキルとその証明資格が求められます。
このパン製造技能検定は、パンの材料選定、生地の調整・発酵・成形・仕上げ・保存・製品検査の知識・技能に加え、食品一般や法律の知識も問われます。特級は管理・監督者対象の検定。手作りで焼きたてのパンは誰もが好きなものです。やりがいのある仕事であり、独立も可能です。また、パンの作り方だけでなく、衛生面や法規、お店の経営などにも及びます。実務経験が必要だったり、学校に通ったりと大変な面もありますが、パン教室はもちろん、お店ができるほどの国家資格。あきらめずにチャレンジしてみてください。

受験資格

受験には原則として実務経験が必要。その期間は、学科に関する学歴や職業訓練歴によって短縮されます。認定職業能力関係施設などで職業訓練を終了すると、受験資格取得までの年数が短くなります。実務経験のみの場合は、2級は2年。1級は7年が必要です。

資格の受験日

【2・1級】
〔実技〕11月下旬~2月下旬の各都道府県職業能力開発協会が指定する日
〔学科〕2月(全国同一日実施)
【特級】〔実技・学科〕2月(全国同一日実施)

試験会場

各都道府県

申込期間

9月下旬~10月上旬

資格の受験費用

〔学科〕3,100円
〔実技〕15,700円(各税込)
※いずれも国が定めた参考標準額で各都道府県により異なります。