資格の内容
近年ドイツで造られた言葉で、BIO(ビオ)が生きもの、TOP(トープ)が場所という意味の言葉です。簡単に言えば、地域の野生の生きものがくらす場所ということ。ビオトープ管理士とは、地域の自然生態系を守り取り戻すビオトープ事業・自然再生事業を効果的に推進に必要な、知識、技術、評価・応用能力を認定する資格です。
環境問題に注目されている現代、その専門性が行政関係者からも高く評価されていて、国作りや町作りに関する公共事業、工場敷地内の自然化や園庭ビオトープの整備など、さまざまな場面でビオトープ管理士の資格を取得している方が活躍されています。地域で受け継がれてきた自然や歴史・文化などの貴重な財産を活かし、人と自然が共存する持続可能な地域を創造する能力が求められています。
受験資格
・2級・・・基礎的な知識を有する技術者レベルで、受験資格は特になく誰でも受験可能。
・1級・・・業務担当責任者レベルで、以下の制限があります。
1、4年制大学卒業後、7年以上の実務経験者
2、短大・専門学校・高等専門学校卒業後、9年以上の実務経験者
3、高校卒業後、11年以上の実務経験者
4、ビオトープ管理士2級取得後、7年以上の実務経験者
5、1級土木施工管理技士・造園施工管理技士資格所持者で、資格を取得してからの実務経験が4年以上の者
資格の受験日
・2級・・・筆記試験:9月下旬
・1級・・・筆記試験:9月下旬
口述試験:12月中旬
試験会場
札幌、仙台、秋田、郡山、東京、新潟、金沢、長野、浜松、名古屋、大阪、徳島、広島、福岡、鹿児島
申込期間
例年6月中旬~8月中旬に受付されています。
資格の受験費用
・2級・・・9,000円
・1級・・・13,000円