資格の内容

はり師は、治療に関する能力を有するかどうかを試すための資格試験で、国家資格です。
はりは、患部や経絡の状態を診察したうえで、金・銀・鉄などの金属針を患部周辺のつぼに打つことで刺激を与え、人間が本来持っている自然治癒力を高めて、腰痛や肩凝りなどの痛みをやわらげる治療法です。治療に使用する針は髪の毛よりもさらに細いものなので、打つときの痛みはほとんどありません。副作用がなく、神経痛や関節炎などの痛みも緩和できるなど、東洋医学のすぐれた経験則を現代医療に生かすことが期待されています。
患者の体調や痛みの状況を改善すべく、全身のツボなどを調べ、その結果に基づきはり治療をします。治療をしている時には黙々と治療するのではなく、話を楽しみながら治療することが多いようです。その人の人柄が、そこに通院するかどうか影響を与えるので、患者さんとのコミュニケーション能力が大事になります。
当然ながら、患者さんとのコミュニケーション能力が大事になりますね。その人の人柄が良いからそこに通院するという人も多いようです。厚生労働大臣の免許を受ければ開業でき、安定した収入が見込まれる堅実な資格。柔道整復師の資格と合わせて取得すると、より有利になることが多いため、両方持っている方もたくさんいます。

受験資格

3年以上、文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合する文部科学大臣の認定した学校又は厚生労働大臣の認定した養成施設において、はり師となるのに必要な知識及び技能を修得したもの*著しい視覚障害があり、高等学校に入学することのできる者であって、文部科学大臣の認定した学校又は厚生労働大臣の認定した養成施設において、5年以上、はり師及びきゅう師となるのに必要な知識及び技能を修得したもの

資格の受験日

2月下旬

試験会場

北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県(視覚障害者=山形、福井県は除く各都道府県)

申込期間

12月中旬~20日間位。

資格の受験費用

15,100円