資格の内容

民間資格(社団法人日本アクチュアリー会)。 
生命保険、損害保険、年金事業、共済事業、および企業の資金運用などで、将来における不確定事象を確率・統計などの手法を用いて予測し保険や年金の料率設定、数理、商品開発、リスク管理分析、長期計画の策定など担当できる能力を認める資格です。
*アクチュアリー: 語源はラテン語のActuarius、(公務の記録員)から由来し、保険数理士などという。
(注)詳細の参照先は、社団法人日本アクチュアリー会のホームページを参照してください。
(http://www.actuaries.jp/menu_j.html)

受験資格

■1次試験
学校教育法による大学卒業が条件です。
または以下のいずれかの要件を満たす場合も該当します。
・大学3年以上で、62単位以上取得
・高等専門学校の卒業者
・学士資格を有しない大学院生
・外国の大学卒業者
・生保数理、損保数理、年金数理等の受験科目に関連する知識を必要とする業務に3年以上従事している者
■2次試験
1次試験の全科目(5科目)に合格し、日本アクチュアリー会の準会員が条件です。

試験内容

1次(基礎科目)および2次(専門科目)試験で構成されています。
(注)試験科目の詳細は、日本アクチュアリー会のホームページを参照してください。
   (http://www.actuaries.jp/examin/H20exam/H20-B1.pdf)
■1次(180分/科目): 多肢選択式(マークシート方式)の筆記試験です。
*試験科目:
①数学 ②生保数理 ③損保数理 ④年金数理 ⑤会計・経済・投資理論
(注)科目ごとの受験が可能です。
■2次(180分/科目): 論述式の筆記試験です。いずれかのコースで2科目の選択制です。
*試験科目:
①生保コース: 生保1および生保2
②損保コース: 損保1および損保2
③年金コース: 年金1および年金2
(注)科目ごとの受験が可能です。
(注)1次および2次合格後、プロフェショナリズム研修の受講が必要です。そして同会の理事会の承認を得て正会員となります。

資格の受験日

年1回(12月)のみ、3日間実施されます。

試験会場

東京、大阪

申込期間

7月上旬~9月上旬まで。

資格の受験費用

賛助会員: 1科目当たり7,000円
個人会員: 1科目当たり7,000円
大学卒業者: 1科目当たり10,000円
上記以外の者:1科目当たり10,000円
(注)日本アクチュアリー会の会員の年会費
  ・正会員 30,000円
  ・準会員・研究会員 15,000円