資格の内容

国家資格である臭気判定士は、環境保全のプロフェッショナルである。
試料の採取、パネル選定、試料の調製と試験の実施、結果のまとめなど
判定試験全体の責任者であり、試料採取時期の決定や試験開始希釈倍数
の決定など、自らも正常な嗅覚の持ち主でなければならない。

受験資格

試験日に18歳以上であること。

試験内容

五肢択一式、マークシート方式
①嗅覚概論:人の嗅覚とにおいの役割等
②悪臭防止行政:悪臭防止法・施行規則・告示等の内容と運用、地方自治体
の条例による規制および指導と法令との関係
③悪臭測定概論:機器測定法・嗅覚による臭気測定法全般、嗅覚測定法に
関する基本的な考え方と具体的な方法
④分析統計概論:度数分布・代表値・散布度・単回帰・相関等のデータの
基本構造
⑤臭気指数等の測定実務:臭気発生源の特徴、測定に使用する器材とその
取扱い、試料採取方法、パネルの選定とその管理
※臭気判定士の免状は、臭気判定士試験と嗅覚検査ともに合格し、申請をして
初めて交付される。
判定士免状を初めて申請する時は、申請日前1年以内に実施した[嗅覚検査]
に合格しなくてはならない。以下にその内容を記す。
[嗅覚検査]
①検査方法:におい紙5本中2本についた基準臭を嗅ぎ当てる。
これを5種類の基準臭について繰り返す(所要時間約15分)

資格の受験日

11月下旬

申込期間

7月下旬~9月下旬

資格の受験費用

18,000円(税込)